英財務相:救済受けた銀行の事業分割を支持-EU当局の見解受け入れ

【記者:Gonzalo Vina】

9月3日(ブルームバーグ):ダーリング英財務相は3日夜、グラ スゴーで講演し、政府の救済を受けた英大手金融機関の事業分割を求 める欧州連合(EU)の見解を受け入れる考えを示唆した。

EUの行政執行機関、欧州委員会のクルス委員(競争政策担当) は、英政府の支援を受けたロイヤル・バンク・オブ・スコットランド (RBS)とロイズ・バンキング・グループについて、一部の支店や 部門の売却が必要になる可能性があるとの見方を表明。ダーリング財 務相の発言は、欧州委の見解を初めて支持するものとなる。

配布された講演テキストの抜粋によると、ダーリング財務相は「政 府が出資する金融機関は現在、事業のリストラを推進している。それ が確実に銀行セクターの活力を高め、新規参入を後押しする形で実現 させるつもりだ」と述べた。

破たんすれば経済システム全体に打撃を及ぼしかねない、いわゆ る「大き過ぎてつぶせない」金融機関の取り扱いをめぐる国際的議論 が高まる中で、ダーリング財務相はこの発言を行った。財務相はまた、 消費者のコスト負担軽減を図るため、金融機関の間の競争を促進した い意向を示した。

20カ国・地域(G20)はロンドンで4、5の両日、財務相・中央 銀行総裁会議を開く。イスラエル銀行(中央銀行)のスタンリー・フィ ッシャー総裁は、場合によっては個別金融機関の規模に制限を課すな ど、国際銀行システムが「抜本的な改革」を必要とする可能性がある と指摘している。

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