エアバスの補助金問題、WTOは米側の主張を認める公算-関係者

欧州4カ国の政府が世界最大の航 空機メーカー、エアバスに提供している150億ドル余りの融資をめ ぐって米ボーイングと米国政府が世界貿易機関(WTO)に提訴し ている紛争は、米側が勝利する見込みという。米国の通商担当弁護 士や通商代表部(USTR)元関係者が明らかにした。

英国とスペイン、ドイツ、フランス政府が40年にわたりエア バスに融資していることは不公正だとする米側の主張について、W TOの紛争処理小委員会(パネル)は4日に判断を下す予定。5年 間におよぶエアバスとボーイングの紛争に暫定的な裁定が下ること になる。

米USTRのシュワブ前代表はインタビューで、「ルールを率直 に解釈する判断が下った場合、エアバスにとっては不利なものとな るだろう」と述べた。

ボーイングとエアバスの紛争は、WTOの14年間の歴史で最 大のものであり、欧州連合(EU)と米国の通商関係に暗い影を落 とす可能性がある。また、両社への政府支援の枠組みが変わる結果 をもたらす可能性もある。

米国の提訴を受けて、EUは、米政府が次世代中型機「787ド リームライナー」など新型機開発でボーイングに提供している補助 金は不正だとして、逆提訴している。WTOはこの問題でも、6カ 月以内に裁定を下す見通しだ。

米シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所(AE I)の研究員、クロード・バーフィールド氏は、WTOが最終的に はボーイングとエアバスの双方に対して、補助金は不正との判断を 下すとみており、EUと米国政府はある時点で、支援の許容範囲に 関する合意を練る必要があるとの見方を示した。

-- With assistance from Andrea Rothman in Toulouse, France. Editors: Larry Liebert, Joe Winski

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Mark Drajem in Washington at +1-202-624-1964 or mdrajem@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Larry Liebert at +1-202-624-1936 or lliebert@bloomberg.net

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