米企業社債保証コスト、6週ぶり高水準付近-失業保険申請で

3日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストは6週間ぶりの高水 準付近にとどまった。先週の新規失業保険申請件数が市場予想を上回っ たことが影響した。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北米 投資適格指数のスプレッドは、7月22日以来の高水準付近で横ばいだ った。フィッチ・レーティングスに発行体格付けを投機的水準に引き下 げられた米製材最大手ウェアハウザーのCDSスプレッドは、7週間ぶ りの高水準。一方、自動車大手フォードは格上げを受けて約3週間ぶり の低水準となった。

失業保険申請件数のデータは、高利回り債のデフォルト(債務不履 行)率が約7年ぶりの高水準に達し、米経済が1930年代以降最長のリ セッション(景気後退)から脱却するなかで、企業が引き続き経費節減 に力を入れていることを示唆している。米労働省がこの日発表した8月 29日までの1週間の新規失業保険申請件数は57万件と、前週比4000 人減となったものの、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト予想中央値56万4000件を上回った。

米国みずほ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リチュート 氏は同日付の調査リポートで「労働市場が安定しなければ、米経済は持 続的に勢いを増すことができない」と指摘した。

バークレイズ・キャピタルによれば、マークイットCDX北米投資 適格指数のスプレッドはニューヨーク時間午後4時50分(日本時間4 日午前5時50分)現在、横ばいの約124ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)。フェニックス・パートナーズ・グループによれば、新 規失業保険申請件数の発表前に一時は122bpまで低下する場面もあ った。

CMAデータビジョンによると、ウェアハウザーのCDSスプレッ ドは10.2bp上昇の188.3bpと、7月14日以来の高水準。フォー ドは社債保証コストの前払い部分が16%と、2.75ポイント低下した。

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