米フォードを格上げ、見通しは安定的に修正-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは3日、米自動車メーカーのフォード・モーター の信用格付けを引き上げた。コスト削減や手元資金の充実、「強力」な 品ぞろえが理由。

ムーディーズの発表資料によると、新たな信用格付けは「Caa 1」で、従来の「Caa3」から2段階引き上げた。対象は約250億 ドル相当の債務。この格付けは投資適格級を7段階下回る。格付け見 通しは「ネガティブ(弱含み)」から「ステーブル(安定的)」に引き 上げた。

発表資料は「フォードは一段と持続可能なコスト体系を実現した。 自動車産業の需要回復でフォードの生産が2011年ごろに損益分岐点 レベルに到達できるようになるまで、予想される営業キャッシュフロ ーの減少を補うことが可能な流動性を備えている」と分析した。

ムーディーズのシニア・バイスプレジデント、ブルース・クラー ク氏は同資料で「フォードの製品ポートフォリオと今後の新製品は久 しぶりに強力で競争力がある」と指摘した。

米大手自動車メーカーで唯一、連邦破産法による会社更生手続き を申請していないフォードは、2カ月連続で米国販売が増加。4-6 月(第2四半期)決算は純損益が22億6000万ドルの黒字となり、営 業損益は6億3800万ドルの赤字と、アナリスト予想より小幅な赤字に とどまった。

3日のニューヨーク証券取引所ではフォードの株価は前日比45 セント(6.4%)高の7.48ドルで終了。年初来では3倍強に値上がり している。

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