英銀バークレイズ:格下げされたCLOから最高格付け債を再組成

英銀バークレイズの投資銀行部門、 バークレイズ・キャピタルは、7月に格下げされた10億ドル(約926 億円)規模の融資担保証券(CLO)を、最高格付けの新たな証券に 再組成した。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、バークレイズ・キ ャピタルはレバレッジド(高リスク・高利回り)ローンを裏付けとし た証券7725万ドル相当を販売している。同証券は格付け会社ムーデ ィーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)から最高格付けを取得しているという。このほか、S& Pが最高格付けを付与した証券1880万ドルと、格付け無しの25万ド ルも組成したという。

バークレイズは不動産ローン担保証券から新商品を創り出し格下 げからの影響を抑える「リリミック(Re-Remic)」の手法を応用して、 格下げされた証券を新たに高格付け証券に再組成している。

ムーディーズのアナリスト、レオニド・モグノフ氏は8月のリポ ートで「何もないところから何かを創り出す『錬金術』のようなもの だという批判がある」が、少なくともより信用力の高い商品を1つ生 み出せることは確かだと指摘した。

ハイランド・キャピタル・マネジメントが管理する「ウェストチ ェスターCLO」は2007年5月にリーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングスが組成した。新たな商品の「ブルー・ウィング・アセット・ ビークル」は、このCLOの最も安全な部分を基にしている。リーマ ンは08年9月に破たんした。

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