原油タンカーレート:2カ月で44%下落-OPEC減産と船舶増で

超大型原油タンカーの運搬レートが 過去2カ月間で44%下落している。石油輸出国機構(OPEC)の原 油供給が減少する一方、タンカー数が増加しているためだ。

バルチック取引所のデータによると、指標となるサウジアラビア -日本間の超大型タンカーの運搬レートは2日、前日比0.8%低下し ワールドスケールで30.53ポイントとなった。6月24日には54.66 ポイントまで上昇していた。

原油相場を押し上げるためOPECが供給を制限したことから、 運搬レートは下落した。原油相場は昨年付けた過去最高値から54%下 げている。一方、レートが現在の最大10倍の高水準だった数年前に発 注されたタンカーの就航により船舶供給が増加している。

ノルデア・マーケッツ(オスロ)の海運アナリスト、アンダーシ ュ・カールセン氏は2日の電話インタビューで「多くの業界関係者は 非常に困難な状況にある」と指摘。「現行のレートでは基本的に毎日損 失が出ており、短期的見通しもそれほど明るくないようだ」との見方 を示した。

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