Uアローズ株が年初来高値、秋物以降の販売改善を期待-高額品好調

衣料品専門店を展開するユナイテ ッドアローズの株価が年初来高値を更新。2日公表の8月の売上高は 会社計画を確保、ダウンジャケットなどの高単価商品が季節を先取り する顧客層に受け入れられ、想定を超える売れ行きとなった。秋冬物 の販売拡大が期待されている。

株価は一時、前日比2.8%高の815円まで買われ、2008年11 月19日以来、約9カ月半ぶりの高値水準に戻した。午前終値811円 で計算した年初来騰落率はプラス17.5%で、TOPIX小売指数を 構成する143銘柄中43位。小売指数の騰落率はマイナス6.9%。

8月の売上高情報によると、小売事業と通販事業を合わせた既存 店売上高は前年同月比4.1%減だった。同社計画管理室IR担当の河 西美紀氏は、「当初計画通り。月後半にかけてダウンジャケット商材 が想定以上の売れ行きを見せた」としている。

いちよし経済研究所の大石益美アナリストは、「春物、夏物の売 れ行きはあまり良くなかったが、秋物は良い立ち上がりを見せた。顧 客ニーズに対応した商品づくりができ、秋物から販売が改善する兆し も出ている」と指摘、閉塞感を打ち破る可能性が浮上したという。

DUVETICAのダウン

Uアローズが他社に先駆けて販売したのが、「DUVETICA (デュベティカ)」ブランドのダウンジャケット。1着7万5000円 と高額だが、男性向け70点、女性向け100点を販売し、1300万円 超の売り上げを得た。大石氏は「気温が低下すれば好影響を及ぼす可 能性があり、既存店売上高のマイナス幅が縮小するとの期待感もあ る」という。

会社側の今期(2010年3月期)の連結営業利益目標は前期比

3.7%増の44億7800万円。同社株をカバーする証券系アナリスト 5人の同予想平均値は43億5200万円で、若干の下振れが見込まれ ている。

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