S&Pなど2社の主張認めず-私募債の格付けめぐる訴訟で米連邦地裁

私募債の格付けをめぐり、格付け会 社のムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)などを相手取って投資家が起こしていた訴訟 で、ニューヨク・マンハッタンの米連邦地裁は2日、投資家の訴えを 棄却するよう求めた格付け会社側の主張を退ける判断を下した。

この訴訟は、格付けに問題があったなどとしてアラブ首長国連邦 (UAE)の銀行と米国の機関投資家が、ムーディーズやS&Pのほ か米金融機関のモルガン・スタンレーやバンク・オブ・ニューヨーク・ メロン(BONY)を相手取り提起していた。

ムーディーズとS&Pは、格付けに関する見解は言論の自由を保 障する米憲法修正第1条により守られていると主張し、訴訟の棄却を 求めていたが、同連邦地裁のシャイラ・シャインドリン判事は同日、 この見解が一般国民向けではなく限定された投資家グループ向けだっ たことを理由に、修正第1条は適用されないと判断した。一方、BO NYに対する訴えはすべて棄却された。

S&Pの広報担当エドワード・スウィーニー氏はこれまでのとこ ろコメントを控えている。ムーディーズの広報担当アンソニー・ミレ ンダ氏も、コメントを求める電話取材に対して返答していない。モル ガン・スタンレーの広報担当ジェニファー・サラ氏も、通常業務時間 後の電話と電子メールによる取材に対して返答していない。

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