川崎船株が3日続落、コンテナ船の供給過剰を警戒-野村証は格下げ

海運大手の川崎汽船株が3日続落。 コンテナ船業界で新造船の引き渡しが続くため、供給過剰による業績 悪化を警戒する売りが出ている。野村証券は2日付で、川崎船の投資 判断を「2(中立)」から「3(ウエート下げ)」に引き下げた。

この日は一時、前日比3.3%安の385円まで下落。投資家の短 期的な売買コストを示す25日移動平均線(387円)を9営業日ぶり に下抜けた。

野村証の村山誠アナリストは投資家向けメモで、「コンテナ船 業界では、好況時に発注された新造船の引き渡しで、今後3-4年は 業界全体で年間10%以上の容量増加」を予想している。

各コンテナ船社は便数の減少や減速航海などによる供給スペー スの調整で需給改善を図るものの、村山氏は「足元は需要に力強さが なく、今後ある程度荷動きが回復したとしても、需給バランスは従前 よりも崩れた状態が続く見込み」という。

野村証では、川崎船の2010年3月期の連結経常損益予想をこ れまでの80億円の黒字から一転450億円の赤字に変更。会社側予想 の420億円の赤字や、ブルームバーグ・テータにあるアナリスト16 人の同予想平均429億円の赤字を上回る業績悪化を想定している。

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