ABCマト株3日ぶり反発、販売堅調で業績上振れ期待-シェア拡大

靴小売店をチェーン展開するエー ビーシー・マートの株価が一時、前日比2.9%高の2660円と3日ぶ りに反発。消費低迷下でも業界内シェアを拡大、上半期(3-8月 期)の既存店売上高は会社計画を5ポイント近く上回った。好業績期 待から今後も株価が堅調に推移するとの見方が出ている。

ABCマトが2日の取引終了後に公表した8月の月次業績動向に よると、既存店売上高は前年同月比2.5%減と、2カ月ぶりに前年同 月割れとなった。来店客数は同3.4%増と伸びたが、週末の天候不順 などで秋物の動きが鈍く、客単価が5.7%低下した。同社IR担当の 近藤明香氏によると、レディースやキッズの売り上げ構成比向上に伴 い、全社ベースでみた商品単価が低下、「特に今年は3000円前後の パンプスやミュールがよく売れたため、客単価が下がった」という。

ABCマトの上半期(3-8月期)決算は10月7日に公表予定。 会社側は上期6カ月間の既存店売上高の前提を前年同期比6.8%減と みていたが、実績は1.9%減にとどまり、営業利益の上振れは必至。 近藤氏は、業績予想を修正する可能性について「現在集計中でコメン トしない」としている。

コスモ証券投資調査部の岩崎彰シニアアナリストは、「一番景気 の影響を受けやすいはずの靴という商材で、これだけの既存店売上高 の強さを見せつけ、新店で売り上げを伸ばしている点がすばらしい。 マーケットシェアを奪っているのだろう」と話し、今期業績は会社計 画を上回るとみている。

コスモ証が予想するABCマトの向こう2期の連結営業利益は、 10年2月期が215億円(会社計画213億円)、11年2月期が240 億円。岩崎氏は、「株価はシェア拡大などを織り込みながら、TOP IXをアウトパフォームしていくだろう」と予想する。

エービーシー・マートの総合画面{2670 JP <Equity> BQ}

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