レポ金利低下、税揚げ通過や交付金で運用増加-期越えコール弱含み

短期金融市場のレポ(現金担保付債 券貸借)金利は低下。法人税納付で資金需要が高まる税揚げ日を通過 したうえ、国から普通交付金の払い込みを受けた銀行は余剰資金が生 じており、運用が増えた。

3日の東京レポレートは、2営業日前に取引されるスポットネク スト物が前日より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.128%と約2週 間ぶりの低水準になったほか、1営業日前に取引されるトムネクスト 物や当日物が軒並み低下した。

国内大手金融機関のレポ担当者によると、2日午後からコール市 場やレポ市場での資金放出が増え、下げ渋っていたレポも緩んだとい う。今後はレポの水準と日本銀行の機動的な金融調節を見極めていく 姿勢だと話す。

2日は法人税の国庫納付日で、国内銀行の資金需要が高まってい た。ただ、同日は交付金の払い込みもあり、銀行が資金の受け払いを 確認した同日午後の無担保コール翌日物は急低下していた。

現先オペ同額、積みは抑制

日銀はこの日、国債買い現先オペの供給総額を5営業日連続で1 兆6000億円に維持したため、スポットネクスト物の最低落札金利は8 月17日以来の0.12%に低下した。日銀は8月25日までスポットネク スト物を8000億円に縮小していたが、その後のレポ強含み受けて再拡 大した。

今後は準備預金の積み最終日と国債発行が重なる15日や、国債償 還で大幅な資金余剰になるが決済の集中で資金の偏在が警戒される 24日、決算期末にあたる月末にかけてのレポ金利の動向が注目されて いる。

準備預金の積みの進ちょく率かい離幅は平均ペースに比べプラス 4%台と、前回の積み期間に比べて進ちょくが抑えられている。大手 銀行を中心に積みの調達需要も続くとみられ、レポも実質的な下限で ある0.10%付近までの低下は難しいとの声が多い。

TB買い切りオペ

この日はスポットネクスト物のレポが0.125%付近、当日物は

0.11%で取引され、約1週間ぶりに0.13-0.14%のレンジを下回った。 国内証券のトレーダーは、レポが落ち着いてきたことで国庫短期証券 (TB)利回りの上昇圧力も弱まるとみていた。

日銀が実施したTB買い切りオペ4000億円は、日本証券業協会の 店頭売買参考値と比較した平均落札利回り格差がプラス0.003%だっ た。引き続き3倍を超える応札が集まった。3カ月物の参考値は0.14 -0.145%程度で、利回りが低めの銘柄を中心に在庫処分の売りが出た とみられていた。

期越えコールが0.22%

無担保コールは、9月期末越えの1カ月物が0.22%で取引され、 今週前半の0.27-0.28%から弱含んだ。証券会社を中心に調達需要が 指摘される。9月中旬から下旬にスタートする1週間物から1カ月物 は0.16-0.18%程度で調達希望が提示されている。

一方、2カ月物の本店共通担保オペ8000億円(9月7日-11月 13日)の最低・平均落札金利は0.13%と、金利が強含んだ前回の全店 オペ(9月1日-12月3日)から下げ渋った。4倍を超える応札が集 まった。

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