韓国産業銀行:総額300億円のサムライ債起債-金融危機後、初の起債

韓国産業銀行が3日、総額300億円 の円建て外債(サムライ債)の条件を決めた。金融不安の後退でサムラ イ債市場でも今年7月から欧米の民間企業などの起債が活発化する中、 金融危機の打撃が大きかった韓国銘柄も1年ぶりに復活した。

韓国産業銀行が起債したのは、2年債(121億円)、3年債(109 億円)、5年債(70億円)の3本建て。表面利率は、それぞれ2.51%、

2.67%、2.96%で、円スワップレートへのスプレッド(金利上乗せ幅) は、それぞれ+190bp程度、+200bp程度、+210bp程度で決まった。

韓国の発行体によるサムライ債は、同じ韓国産業銀行が08年8月 に発行した起債(320億円)以来、約1年ぶり。スプレッドは前回の2 年債のスプレッド、+138bpよりも拡大したが、通貨ウォン安の影響な どで金融危機が最も深刻だった昨年10月から今年3月まで+500bp程 度まで大きく拡大しており、これと比べると大幅に縮小している。

主幹事は、大和証券SMBC、みずほ証券、野村証券が共同で務め 格付けは、ムーディーズのA2、スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)のA、格付投資情報センター(R&I)のA+、フィッチ・レー ティングスのA+を取得した。

サムライ債市場では、「AAA格」や「政府保証」など信用力の高い 銘柄から金融危機以降の起債再開を果したが、今回はそれよりは格下の 「A」格」銘柄の市場復帰となった。共同主幹事3社では、韓国銘柄の 後続案件にとってポジティブな影響を与えるだろうとコメントした。7 月初旬には東京で投資家説明会を開催したという。

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