米国市場の中国株:5営業日ぶり反発、財政政策の縮小懸念和らぐ

米国市場の中国株は5営業日 ぶりに上昇。中国政府の財政政策縮小懸念が和らぐなか、本土株が 買われた。

中国の温家宝首相は、同国経済が回復の過程において「決定的 な意味を持つ重大な段階」にあるとの認識を示し、政府が経済政策 の方向を転換することはしないと表明した。国営の新華社通信が1 日報じた。

中国の自動車部品メーカー、ワンダー・オート・テクノロジー (WATG US)のADR(米国預託証券)は2週間ぶりの大幅高。米 ゼネラル・モーターズ(GM)が中国の年間販売台数見通しを上方 修正したことが好感された。アジア最大の製油会社、中国石油化工 (Sinopec)を中心に石油株も高い。同国政府が国内の燃料 価格を引き上げたことを受けた。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの中国企業ADR指数は、 前日比0.6%高の349.67。アメリカン証券取引所(AMEX)中国 株指数は同0.5%高の191.47。上海総合指数は同1.2%高の

2714.97と続伸した。

アルタイラ・ウェルス・マネジメントのパートナー、ラルフ・ アカンポーラ氏は、ニューヨークから電話インタビューで、株式相 場の下落を促がした景気懸念は「まだ終わっていない。中国主導で 上昇した相場が、今度は同国の主導で下がっている。このため国際 商品相場はやや軟調になっており、米国株相場のマイナス要因にも なっている」と指摘した。

医療機器メーカーのチャイナ・メディカル・テクノロジー (CMED US)は4週間ぶりの大幅高。前日の取引では4-6月(第 1四半期)決算が96%減益となったのを受け、19%安と過去最大の 下げを記録していた。

バイオ医薬品メーカーのシノバック・バイオテック(SVA US) は18%下落し、昨年12月以来の大幅安。豚インフルエンザ(新型 インフルエンザ)ワクチンの製造認可を取得する可能性を発表した ことで、株価は今週、1日までの2日間で66%上昇していた。

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