米財務長官:景気刺激策の出口戦略実行は時期尚早(Update1)

ガイトナー米財務長官は2日、ワ シントンで記者団に対し、世界的なリセッション(景気後退)を終わ らせるために20カ国・地域(G20)が行ってきた取り組みが非常に成 功していると述べる一方、経済成長押し上げを目指す政策を解除する のは時期尚早だと警告した。

ガイトナー財務長官は「米国や世界各国で今、プラス成長の最初 の兆候が表れている」としながらも、「大きく前進しているが、現実 的になる必要があると思う。まだまだ先は長い」と語った。

同財務長官は4、5の両日ロンドンで開催されるG20財務相・中 央銀行総裁会議に出席する。今月下旬には米ピッツバーグでG20首脳 会議(金融サミット)が開かれ、金融システム監督の抜本改革が協議 されるが、財務相・中銀総裁会議はその準備会合となる。

財務長官は財務相会議の議題について、提案されている新たな「国 際的な資本合意」だけでなく、景気刺激策の解除に向けた先進国と途 上国との協調の「枠組み」についても話し合うと説明。出口戦略を実 行するのは「時期尚早」としながらも、それについての討議は早過ぎ ることはないと付け加えた。

欧州の財務相らは今週、金融サミットを前に金融システムの抜本 改革に関する欧州としての統一見解をまとめる中で、金融機関の賞与 を制限する提案を支持することで一致した。ガイトナー財務長官はこ れに関連し、幹部報酬の抑制は「広範な改革の課題における重要な部 分だ」と説明。米国は報酬体系に対する株主のコントロールを強化す ることや、金融機関幹部に長期的な利益にかなった行動を促すインセ ンティブを与えることを含む「かなり包括的な改革」を提案している と述べた。

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