FOMC議事録:住宅ローン証券購入縮小と延長を協議

米連邦準備制度理事会(FR B)が2日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、8月11-12 日開催)の議事録によると、住宅ローン担保証券(MBS)購入プ ログラム終了時の混乱を最小限に抑えるため、メンバーはMBSの 購入規模を縮小し、期限を延長する問題について意見交換した。

議事録によると多くの委員会メンバーは、「MBSや機関債の 購入期限が接近する時点で、その規模を縮小し期限を延長すること は役に立つだろう」との見解を示した。FOMCは国債買い取りプ ログラムの終了時期は1カ月間の延長を決めたが、MBSや機関債 の買い取りプログラムについては変更しなかった。

議事録はまた、「会合参加者の大半は、今年下期に米景気は緩 やかに回復するだろうと予想しており、全員が経済は依然としてシ ョックに対してぜい弱だとみている。労働市場はなお厳しく、企業 は全般的に生産が拡大しても採用に関しては極めて慎重であること が示唆された」と説明した。

FRBはMBSを1兆2500億ドル、機関債を2000億ドル購入 するプログラムを進めている。先月のFOMC会合では購入対象に 変動金利型住宅ローン(ARM)を担保とする証券を含めるかが協 議された。

変動金利型住宅ローン

議事録によると、一部のメンバーは「変動金利型住宅ローン担 保証券を購入対象に加えるのは有益だ」との見解を示した。そうす ることで著しく拡大している変動金利型住宅ローン担保証券と年限 の近い米国債との利回り格差を縮小させることにつながるという。 変動金利型住宅ローン担保証券は固定金利型に比べて米国債との利 回り格差が相当拡大している。

その一方で、他の一部参加者は、変動金利型MBSの発行が少 ないことを挙げ、「購入する利点はほとんどない」との見解を示し た。また、これら参加者はFRBが介入する市場をさらに拡大する ことに消極的な姿勢を示した。

FOMCは前月の会合後に発表した声明で、「経済活動は底入 れしつつあるように見受けられる。金融市場の状況はここ数週間に さらに改善した」と述べた。次回FOMC会合は今月22-23日に 開催される。

リバースレポ対象拡大も検討

議事録によると、FRBスタッフは引き続き超金融緩和策から の「出口戦略」について検討を進めている。その中には大規模な資 金吸収を目指すリバースレポが含まれており、「プライマリーディ ーラー以外もオペ対象にする可能性」がある。また、銀行の過剰準 備を抑制するため、ターム物預金ファシリティーの設立も選択肢の 一つという。

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