英国債:10年債が上昇、株安で質への逃避-利回り3.54%に低下

英国債市場では10年債相場が上昇。 業績見通しに基づくと、過去半年にわたる株価上昇は行き過ぎだった との懸念を背景に株式相場が下落し、安全資産としての国債需要が高 まった。

2年債利回りは一時、過去最低水準に近づいた。英国購買部協会 (CIPS)が2日発表した8月の統計で、英経済の約6%に相当す る製造業が予想以上の落ち込みを示したことが、相場の押し上げ要因 となった。英株式の指標であるFT100種指数は続落。英政府が実施 した50億ポンド規模の3年債入札では、応札倍率が前回から低下した ものの、国債相場の上昇には響かなかった。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏は、「株式相場の上昇は勢いを失いつつあり、国 債相場は質への逃避から恩恵を受けている」と指摘。国債入札では 「需要の強さが問われ、利回りは現行水準からそれほど下がらないだ ろう」と語った。

10年債利回りはロンドン時間午後4時39分現在、前日比2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.54%。先月26日に は3.52%まで下げ、5月20日以来の最低水準となった。同国債(表 面利率4.5%、2019年3月償還)価格は前日比0.12ポイント上げ

107.68。一方、2年債利回りは0.88%と、前日を2bp上回った。

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