欧州銀行の社債保証コストが大幅上昇、G20控え資本強化要請を警戒

2日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、欧州金融機関の社債保証コストが5月以 来の大幅な上昇となった。ロンドンで4日から開かれる20カ国・地域 (G20)財務相・中央銀行総裁会議が一段の資本強化を求め、金融機 関の業績を圧迫するとの懸念が強まった。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の優先 債で構成するマークイットiTraxx金融指数のスプレッドは、ロ ンドン時間午前10時32分(日本時間午後6時32分)現在、7.5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の96bp。1日の上げ 幅としては5月21日以来の最大。

ガイトナー米財務長官やイングランド銀行のキング総裁などが出 席するG20財務相・中央銀行総裁会議では、銀行の自己資本比率の基 準引き上げや金融規制の強化、ボーナス規制などが議題になるとみら れている。

ウニクレディトのクレジットストラテジスト、ティム・ブリュー ン氏(ミュンヘン在勤)は「自己資本比率の基準引き上げは金融機関 の収益性に影響を及ぼす」と指摘。「それが市場に不透明感をもたら している」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE