英金融大手の経営幹部候補、10%が出願取り下げ-FSAの圧力懸念

【記者:Caroline Binham】

9月1日(ブルームバーグ):英金融サービス機構(FSA)当局 者との面接に臨んだ英大手金融機関の経営幹部候補の10%が、承認さ れるかどうかを最終的に確認しないまま、出願を取り下げていたこと が分かった。

法律事務所レイノルズ・ポーター・チェンバレンの情報公開請求 で明らかになったもので、経営幹部候補145人のうち15人が、FSA の正式回答を待たずに出願を撤回した。FSAは昨年、世界的な金融 危機の発生を受けて、幹部候補との対面での面接をスタートさせた。

レイノルズ・ポーターは、資質がふさわしいかどうかについて、 一部の候補はFSAの最終決定となりそうな見解に異議を唱えること なく、自ら身を引いたと説明。異議申し立ては公表されるため、金融 機関の評判や候補者が別の仕事を探す際に打撃を与えかねないという。

レイノルズ・ポーターのパートナー、ジョナサン・デービス氏は 「現在の情勢では、基準に達しないとみられる候補を提案したと公に 批判されるリスクを、どの金融サービス企業も冒したくはないだろう。 金融機関が望ましいと思う候補者を断念させるため、FSAがどのよ うな圧力を掛けているかが懸念される」と指摘した。

FSAのハイディー・アシュリー報道官は、候補者が不適格とす るFSAの決定に異議を唱えるかどうかは、その企業の判断だと回答 した。

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