米AIGのベンモシュCEO:ウォール街にIPO手数料半減求める

米保険大手アメリカン・インターナ ショナル・グループ(AIG)のロバート・ベンモシュ最高経営責任 者(CEO)は従業員に対し、同社の事業の新規株式公開(IPO) に当たって、ウォール街の金融機関に支払う手数料を半減させたい考 えを示した。

AIGは公的資金の返済に向けて事業売却と事業部門のIPO計 画を進めており、モルガン・スタンレーやブラックストーン・グルー プ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースな どの金融機関から助言を得ている。

ブルームバーグが入手した8月11日の会議の記録によると、ベン モシュCEOは手数料に関する質問に対し、「わたしが出席したある説 明会で金融機関の関係者は『投資銀行の手数料は2-2.5%のレンジに なるでしょう』と話した」と述べ、「そこでわたしが『1%ではどうか』 と言うと、彼らは顔を真っ赤にした。わたしは「変えよう」と言った。 われわれが話しているのは2-2.5%ではなく、1%だ」と語った。

金融機関はかつて世界最大の保険会社だったAIGへの助言で多 額の手数料収入を見込んでいる。モルガン・スタンレーは米連邦準備 制度理事会(FRB)の監督下でのAIGによるIPOで主導的役割 を託されている。ベンモシュCEOはまた、弁護士やコンサルタント から請求される手数料も抑えたい考え。AIGの広報担当のクリステ ィーナ・プレット氏はコメントを控えている。

AIGは香港に本拠を置く傘下の生命保険会社アメリカン・イン ターナショナル・アシュアランス(AIA)のIPO計画の共同グロ ーバル・コーディネーターにモルガン・スタンレーとドイツ銀行を指 名した。FRBが7月に公表した文書によると、香港ではこの規模の 案件は通常、引受金融機関にIPO総額の2.5%の手数料収入をもた らす。

事情に詳しい複数の関係者が5月に語ったところによると、この IPOによりAIGは約80億ドルを調達する可能性がある。2.5%の 料率で計算した手数料収入は2億ドルとなり、モルガン・スタンレー とドイツ銀行が幹事団で最も多く手数料を受け取ることになる。

モルガン・スタンレーの広報担当のアリソン・バーンズ氏とドイ ツ銀行広報のジョン・ギャラガー氏はコメントを控えている。

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