モルガンS所有のハワイのゴルフ場が差し押さえに-ローン未返済で

米銀ウェルズ・ファーゴは米 モルガン・スタンレーの不動産ファンドなどが保有するハワイの ゴルフ場に対し、差し押さえ手続きを開始した。

ウェルズ・ファーゴの代理人の弁護士、バリー・サリバン氏 が1日の電話インタビューで明らかにしたところによると、モル ガン・スタンレーのファンドと共同所有者のハワイの不動産会社 は7月22日が期日だった1億9250万ドル(約179億円)の不 動産向け融資を返済しなかった。ウェルズ・ファーゴはこのゴル フリゾートを裏付けに2007年に発行された証券の管理会社とな っていた。

このリゾートはゴルフコース1つと客室310のホテルを持 つ「マウイ・プリンス・ホテル」。モルガン・スタンレーのファ ンドと不動産会社は07年にこれを5億7500万ドルで買収して いた。

ウェルズ・ファーゴは8月24日に差し押さえを求める訴訟 を起こした。同行の発表によると、同行はハワイ州裁判所に管財 人の指名を求めリゾートの営業は続ける方針。

リセッション(景気後退)の影響で旅行や企業からの需要な どが後退し、ホテル所有者が商業用ローンでデフォルト(債務不 履行)に陥るケースが増えている。リアル・キャピタル・アナリ ティクス(ニューヨーク)のデータによると、デフォルトおよび 差し押さえ中の米国のホテル資産は8月19日時点で260億ドル と3月末の90億ドルから増えていた。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは1日に、差し押さえ により、スイスのUBSが保有しているメザニン債2億2750万 ドル相当は無価値になり、モルガン・スタンレーと共同所有者は 自己出資分の2億5000万ドルを失う公算だと報じていた。

モルガン・スタンレーのコメントは得られていない。UBS の広報担当者はコメントを控えた。

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