仏ソシエテ巨額損失の責任問われるケルビエル容疑者、土壇場で猶予

フランスの銀行ソシエテ・ジェネ ラルの元トレーダーで同行から49億ユーロ(現在の為替レートで約 6470億円)の巨額損失計上の責任を問われているジェローム・ケル ビエル容疑者が1日、土壇場で猶予を与えられた。予審判事による公 判への移行命令を控訴院が凍結したためだ。

控訴院は関係者に対して書簡を送り、ソシエテの財務記録を新た な外部専門家を加えて見直す捜査を拒否した予備判事の判断を検証す ることを8月28日決定したと説明。この知らせは、公判移行命令と 同じく今月1日に届いた。

これにより、銀行業界史上最悪のトレーディング損失を出した責 任をめぐり既に1年7カ月に及んでいる予審過程はさらに長引くこと となる。ケルビエル容疑者の弁護人フランシス・ティソ氏は電話イン タビューで、事態が「最大2カ月間」は凍結されるとの見方を示した。

ソシエテ側のジャン・ベイユ弁護士はコメントを控えた。パリの 検察当局は2010年前半にも公判が開かれる可能性をこれまでに示し ている。ケルビエル容疑者は有罪が確定した場合、最長5年の禁固刑 と罰金37万5000ユーロの支払いに直面する。

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