資産家コスラ氏:クリーンエネルギー投資ファンドで930億円調達

米資産家ビノード・コスラ氏が運 営するエネルギー投資会社コスラ・ベンチャーズは1日、クリーンエ ネルギーに特化した投資ファンド2本で計10億ドル(約930億円) 以上の資金を調達したことを明らかにした。

同社は文書で、「コスラ・ベンチャーズIII」(調達目標7億 5000万ドル)と「コスラ・ベンチャーズ・シード」(同2億5000 万ドル)が目標額以上の資金を調達したと発表した。コスラ氏(54) はインタビューで、投資家の中にカリフォルニア州職員退職年金基金 (カルパース)やミシガン州職員退職年金基金、カリフォルニア大学 評議委員会が含まれていることを明らかにした。

コスラ・ベンチャーズは化石燃料の大部分を代替できるものとし て太陽光発電やバイオ燃料関連の技術に投資している。競合企業がク リーンエネルギー関連への投資を手控える中で、ベンチャーファンド の調達額としては今年最大となる。

コスラ氏は「われわれは伝統的な長期的視点で投資しており、市 場の変動をそれほど気にしない。社会インフラの革新が求められてお り、技術やビジネスモデルは一朝一夕には実現しない」と語った。

ウェブサイトによると、コスラ・ベンチャーズはクリーン技術関 連の少なくとも37社に投資している。コスラ氏によれば、コスラ IIIファンドは約8億2500万ドルの資金を有し技術をまだ完成させ ていない企業や販売やマーケティング分野で増員する準備ができてい る会社を支援する。

米ベンチャーキャピタル協会によると、今年これまでに最大の 資金を集めていたベンチャーファンドはオーガスト・キャピタルで 6億5000万ドルだった。

コスラ氏によると、コスラ・ベンチャーズ・シードが集めた資金 は約2億7500万ドル。同社の文書によれば「最もリスクが高いプロ ジェクト」を投資対象にしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE