IMI株が10年ぶり高値、新型インフル流行で人工呼吸器特需見込む

ジャスダック市場上場のアイ・エ ム・アイ株が5連騰。新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の流行 拡大で、重症患者の治療などに使う人工呼吸器が不足するとの懸念が強 まっており、同器の販売やレンタルを手掛ける同社に市場参加者の目が 向かっている。

株価は一時前日比7.5%高の2790円と、1999年10月5日以来、約 10年ぶりの高値水準を回復した。午前終値は4.8%高の2720円。

厚生労働省が8月28日にまとめた新型インフルの流行シナリオに よると、国民の20%が罹患(りかん)した場合、ピーク時には1日に 約4万6000人が入院し、全患者の0.15%に相当する3万8000人が重 症化すると試算した。

IMI広報IR担当の三原秀氏によると、全国の人工呼吸器の配備 台数は約4万台。三原氏は、同推計並みの大流行となった場合、「既存 の人工呼吸器の稼働率をかなり高めないといけない。一部で不足感も出 るだろう」と話している。

IMIが8月3日に公表した2009年12月期上半期(1-6月)決 算によると、単独営業利益は前年同期比28%増の7億2000万円と、事 前の計画を27%上回った。人工呼吸器の販売台数は同50%増加、医療 機関からの引き合いが強かったという。

岡三証券は8月28日付で、IMIの今期営業利益が12億8000万 円になると試算、会社計画の10億9000万円を17%上回る公算が大き いとみている。

2日付の毎日新聞朝刊によると、多くの学校で新学期が始まった1 日、全国の小中高校と特別支援学校のうち34校が新型インフルエンザ の影響で休校となり、延べ341校が学年・学級閉鎖している。

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