ポンド下落は「反射的」反応、対ドルで上昇に転じる見通し-HSBC

英HSBCホールディングスによる と、ポンド安・ドル高の流れは続かず、イングランド銀行(英中央銀 行)が米連邦準備制度理事会(FRB)より前に利上げするとの予想 を手掛かりにポンドは今後、上昇基調を再開する可能性がある。

HSBCの通貨戦略ディレクター、ポール・マケル氏(ロンドン 在勤)は1日の電話インタビューで、ポンドがこの日、英国の8月の 製造業景気指数が予想外に低下したのを受けて下落したことについて 「反射的な」反応だったと指摘した。ポンドは年末には1ポンド=1.62 ドルとなり、10年には1.75ドルに上昇すると予想している。

1日はポンドが一時、0.5%安の1ポンド=1.6376ドルまで下げ、 対米ドルでの年初来上昇率が11.3%に縮小した。

マケル氏は「現時点で市場は英国の回復見通しに水を差す材料を 探しており、この日それが1つ出てきた。ポンドが売られたのはこの ためだ」と指摘。「より長期的には見通しは明るいままだが、英中銀が FRBより前に利上げすることが2010年に明確となり、英景気回復の シナリオが現実味を帯びる公算が大きい」と説明した。

ポンドは08年に26%下落したが、リセッション(景気後退)の 最悪期が終わったことを示唆する経済統計を背景に今年は上昇してい る。

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