ムーア監督、ウォール街風刺で最高賞狙う-ベネチア映画祭、今日開幕

鋭い風刺で知られる米国人映画監督 マイケル・ムーア氏によるウォール街を痛烈に批判した最新作「キャ ピタリズム:ア・ラブ・ストーリー(原題)」が2日開幕する第66回 ベネチア国際映画祭で封切られる。

ムーア監督の「キャピタリズム」は、10日間の日程で開かれるベ ネチア国際映画祭で最高の賞を狙うコンペティション部門に出品され ている。この作品は米投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディン グスの経営破たんと保険会社アメリカン・インターナショナル・グル ープ(AIG)への政府支援から始まる過去1年間の世界的な金融危 機をコミカルに描いたドキュメンタリー。

ムーア監督は自身のユーチューブ・チャンネルで、「犯罪の物語で あるだけでなく、階級闘争の話でもある」と述べ、「また、上位1%の 人間がほかの人々を食い物にするという吸血鬼の映画でもある」と語 った。

ベネチア国際映画祭は世界最古の映画祭。最高の賞である金獅子 賞の受賞作は12日に発表される。米国映画の出品は昨年ハリウッドの 脚本家らによるストの影響で減少したが、今年は多くの作品がリスト に掲載されている。ファッション・デザイナーのトム・フォード氏に とって初の映画作品である「ア・シングル・マン(原題)」もコンペテ ィション部門に出品された。

同映画祭のオープニング作品は、「ニュー・シネマ・パラダイス」 で国際的知名度を高めたジュゼッペ・トルナトーレ監督が故郷シチリ ア島を舞台に制作した自伝的作品「Baaria(バーリア、原題)」。

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