アインファ株が6日続伸、長期処方と店舗運営効率化で収益性向上

調剤薬局で国内首位のアインファ ーマシーズ株が一時、前日比2.7%高の2890円と6日続伸し、年初 来高値に並んだ。消費不況下でも処方せん薬の売上高は好調に推移、 既存店売上高は会社側の想定を上回る。1日公表の第1四半期(5- 7月)決算で収益性向上が確認でき、通期業績の上振れが期待された。

アインファ株は5月12日に付けた1403円を直近の底値として 上昇基調に転換、9月1日には年初来高値の2890円を付けていた。 安値から高値までの上昇率は106%。

第1四半期の連結営業利益は前年同期比42%増の14億円とな り、営業利益率は4.6%と前年同期から1.1ポイント向上した。い ちよし経済研究所の橋口和明アナリストは、「長期処方の進展に伴い 処方せん単価が上がっている上、店舗運営効率の向上で労務費が下が っている」と指摘、同氏の想定以上に収益性が高まっていると話す。

いちよし経研では今回の第1四半期決算を受け、通期(2010年 4月期)連結営業利益予想を従来の60億5000万円から66億円に 上方修正、1株当たり利益(EPS)予想も216円に見直した。新 しい目標株価は5420円。

アインファIR担当の酒井雅人氏によると、国内流通大手セブン &アイ・ホールディングスとの物販事業は順調な立ち上がり。両者で 店舗開発情報などを共有した結果、8月6日には千葉県船橋市内のイ トーヨーカ堂店舗に共同開発したドラッグストア「セブン 美のガー デン」を出店、同26日には名古屋市内でアインファ調剤薬局の隣に セブンーイレブン(コンビニエンスストア)を出店した。

今期業績予想を据え置いた理由について酒井氏は、「今後の景気 が読めず不透明な部分が多い」と説明、当面は現状の業績予想のまま 様子見するとしている。

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