銅と鉛相場:上昇続く見通し、中国の需要で-住友商事の高井氏

住友商事の高井裕之・金融事業本部 長は1日、ロンドン金属取引所(LME)で今年最も高い上昇率を示 している鉛と銅相場が、中国の需要を背景に上昇を続けるとの見通し を示した。

高井氏は東京でのインタビューで、中国による買い入れで世界の 在庫が減少したことを受け、銅相場が年末までに1トン当たり7000 ドルに達する可能性があると指摘。製錬所の操業停止や電池需要にけ ん引され、鉛相場は1トン当たり約2300-2400ドルに上昇すると見込 んでいる。銅と鉛相場はともに今年に入って2倍以上に上昇している。

中国政府は、鉛中毒の発生により一部の鉛製錬所の操業を停止。 これを受けLMEの鉛相場は先月、約12%上昇した。中国の景気刺激 策や在庫積み増しに伴う輸入増加で銅相場も上昇。中国の7月の銅輸 入は過去最高水準に達した6月と比較して23%減少した。

高井氏は「これらの輸入のスピードやペースが若干鈍化している としても、依然、中国は世界市場から多くの銅を買い入れている」と 指摘。「中国の需要は継続しており、健全な投機的需要もある」との見 方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE