ゴム相場で強気の見方、中国タイヤ需要の堅調持続で-丸紅

世界最大のゴム消費国であ る中国での堅調な需要が追い風となり、今後の天然ゴム相場に ついて強気な見方が出ている。天然ゴムの取扱量で総合商社ト ップ、丸紅では、足元1キログラム当たり2ドル10セント程度 で推移しているゴム相場が、来年半ばまでに最大で10%程度上 昇すると予測している。

丸紅・ゴム部ゴム原料課の園元和貴課長と小宮露香氏が1 日、都内でブルームバーグ・ニュースとのインタビューで答え た。2010年半ばまでの天然ゴム相場見通しについて、同課では 今年後半に一時的な調整局面があるとした上で、中国需要を下 支えに1キログラム当たり1ドル80セントから2ドル30セン トのレンジで推移するとみている。

シンガポール商品取引所(SICOM)の天然ゴム(RS S3号)先物中心限月の1日終値は1キログラム当たり2ドル 14セント。昨年6月16日に同3ドル32セントまで上昇したが、 その後は世界的な景気後退を背景に急落に転じ、12月には同1 ドルまで下落した。

年初来から上昇基調に転じた背景として、中国政府が打ち 出した総額4兆元(約54兆円)規模の大型景気刺激策の影響な どで自動車用タイヤでの需要が伸びたほか、中国政府の備蓄在 庫積み増しなどが挙げられるという。

タイヤメーカーの天然ゴム買い付け量について、ゴム原料 課の小宮氏は「昨年秋にいったんストップしたが、自動車生産 の回復を受けて、現在は数量が落ちる前の7-8割の水準まで 戻っているようだ」と指摘。引き続き堅調な需要が見込めると し、天然ゴム相場は強基調で推移するとの見方を示している。

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