4-6月の豪GDP、前期比0.6%増-利上げ観測が拡大

オーストラリア統計局が2日発表し た2009年4-6月(第2四半期)の同国の経済成長率は予想に反し て前期から加速した。これを受けて豪ドルは上昇。オーストラリア準 備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利をほぼ半世紀ぶりの低水準か ら引き上げるとの観測が背景にある。

発表によると、国内総生産(GDP)は前期比0.6%増加。1- 3月(第1四半期)は同0.4%増だった。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト20人の予想中央値では、同0.2%増と見込 まれていた。

この日のGDP統計は、200億豪ドル(約1兆5400億円)規模 の政府給付金がウールワースなど小売り企業の売り上げを押し上げる なか、豪経済は「予想よりも強い」とするスティーブンスRBA総裁 の見解を裏付けた。豪州はフランスやドイツなど他の先進国と同様に、 大恐慌以来最悪の世界的リセッション(景気後退)から立ち直りつつ ある。

ソシエテ・ジェネラルのアジア太平洋担当主任エコノミスト、グ レン・マグワイヤ氏(香港在勤)は、「豪経済は明らかに好調な局面に あり、それは年末まで続くと見込まれる」と指摘。RBAは11月に

0.25ポイントの利上げを行うと予想した。

豪ドルはシドニー時間午後零時38分(日本時間午前11時38分) 現在、1豪ドル=0.8304米ドルに上昇。統計発表直前は0.8273米 ドルだった。

RBAは1日、政策金利を5カ月連続で49年ぶり低水準の3% に据え置いた。豪政府が鉄道や道路、学校などに220億豪ドルを投じ ることを受け、GDPは向こう数カ月間にさらに伸びが加速する可能 性がある。

第2四半期のGDPは前年同期比では0.6%増加し、エコノミス ト予想の2倍の伸びとなった。

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