米企業の社債保証コストが上昇-バークシャーは7月以来の高水準

2日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストは6週間ぶ り高水準に達した。8月の米民間部門の雇用者数が予想以上に減少し たことが響いた。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北 米投資適格指数のスプレッドは4日連続で上昇し、ここ2週間で最長 の上昇となった。資産家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保 険会社バークシャー・ハサウェイの社債保証コストは7月22日以来 の高水準。米不動産市場への投資が影響した。フランスの固定電話ネ ットワーク最大手アルカテル・ルーセントは転換社債の発行規模を拡 大したことから、社債保証コストがここ3週間余りで最大の上昇とな った。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセ ッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが2日発表した調査 によると、8月の米民間部門の雇用者数は前月比29万8000人減少 した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト32人の予想平均では 25万人の減少が見込まれていた。1930年代以来最悪のリセッション (景気後退)からの回復について、企業がいまだに確信を得ていない ことが示唆された。

米証券会社ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォー ド・マッカーシー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、同統計について、「労働市場が依然弱いことを示している」と指 摘。「雇用増が見込めるようになるまで、少なくとも年内はかかるだ ろう」と予想した。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、マークイッ トCDX北米投資適格指数のスプレッドはニューヨーク時間午後4時 半(日本時間3日午前5時半)現在、2ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇し124bpとなっている。CMAデータビジョン の調べでは、これは7月22日以来の高水準。

CMAによると、バークシャーのCDSスプレッドは4.5bp上 昇の185bp。前日は約5bp上げた。アルカテル・ルーセントは 35bp上昇の748.5bpと、8月11日以来の大幅上昇となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE