ロスチャイルドが投資ファンド設立へ、会長の息子が移籍参加-関係者

家族経営の金融機関として最大のロ スチャイルドは、5億ユーロ(約660億円)規模の投資ファンドの設 立を計画している。この計画に詳しい関係者2人が明らかにしたもの で、同社にデービッド・ド・ロスチャイルド会長(66)の息子が移籍 したという。

資金調達が完了していないことを理由に同関係者らが匿名で明ら かにしたところによると、会長の息子アレクサンドル・ド・ロスチャ イルド氏(29)はこのプロジェクトに携わるため、米銀バンク・オブ・ アメリカ(BOA)の欧州プライベートエクイティ(PE、未公開株) 投資部門だったアーガン・キャピタルからロスチャイルドに移った。 ファンドの監督はロスチャイルドのマネジングディレクター、マル ク・オリビエ・ローラン氏が担当する。

200年の歴史を誇るロスチャイルドは、このファンドを通じ、未 公開企業の少数株式を取得する計画という。過去1年間で世界の合 併・買収(M&A)のペースは46%落ち込んでいる。ファンドの支援 者には、ロスチャイルドのパートナーや顧客が含まれる。1億-5億 ユーロ規模の価値の企業をターゲットとするという。

パリのコンサルティング会社ABコンセイユの創業者、アニス・ ブアヤド氏は「継承を確実にするため、家族メンバーを引き入れるこ とは同家にとって普通のことだ。ロスチャイルドは、幹部職に外部の 人材を招き入れながら、家族の一員を昇格させる方法を常に見つけて きた」と語った。

関係者らによると、ロスチャイルドは年末よりも前に同ファンド の資金調達を完了する予定という。

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