野村HD:来年移転する英シティーの新本部ビル、約6年間賃料なし

経営破たんした米投資銀行リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングスの英国事業を買収した野村ホール ディングス(HD)は、2010年9月にロンドンの金融街シティーに 英国部門本部を移転した後約6年間、新たなオフィスビルの賃料を支 払う必要がない。

野村HDの顧問を務めるドライバーズ・ジョナス社のパートナー、 マーク・レスブリッジ氏によると、野村HDは8月28日、テムズ川 を見渡せる「ウォーターマーク・プレース」ビルの20年間のリース 契約に調印した。このビルの延べ面積は52万5000平方フィート(約 4万8774平方メートル)で、賃料は1平方フィート当たり約40ポ ンド(約6000円)。当初5年10カ月間は賃料を支払わない。

シティーのオフィスビルのオーナーらは、建設ブームが世界不況 に見舞われた企業の大幅人員削減とタイミング悪く重なったため、テ ナントの確保で賃料の引き下げやインセンティブの提示を余儀なくさ れている。ナイト・フランク社によると、シティーでは今年4-6月 (第2四半期)末までに1340万平方フィートのスペースが空いた。

レスブリッジ氏は電話インタビューで今回の契約について、シテ ィーのリース市場の「転換点と受け止められるだろう」と述べた。

野村HDは7月、スイスのUBSとカナダのオックスフォード・ プロパティーズ・ブループが所有するウォーターマーク・プレースに 英部門従業員約4000人を移すことに合意。元リーマンの従業員約 3000人がロンドンのカナリーワーフにあるオフィスから引っ越す予 定。今回の契約については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が 先に報じていた。

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