サムライ債:5カ月連続で利回り格差縮小-欧米企業の起債が追い風

8月の円建て外債(サムライ債) は、国債との利回り格差が過去最長となる5カ月連続の縮小となった。 小売業最大手の米ウォルマート・ストアーズや英銀バークレイズが、 昨年の投資リターンが過去最低だったサムライ債市場に投資家を呼び 戻したことが貢献した。

公募債券流通市場の指標となる野村総合研究所(NRI)のN OMURA-BPI(野村BPI)によると、8月31日のサムライ 債と国債の利回り格差は2.86ポイントで、昨年11月18日以来の低 水準だった。過去最高は3月31日の5.03ポイント。

スイスのジュリアス・ベア・ホールディングのファンドマネジ ャー、クリストフ・ステグマン氏は「転換点は3月だった。デフォル ト(債務不履行)懸念の後退が背景にあった」と説明。サムライ債相 場の上昇局面は「まだ終わっていない。この市場には優れた潜在性が ある」と指摘した。

ウォルマートは7月、固定利付き債5年物830億円を発行。表 面利率は1.49%と、5月に発行した同様の償還期限のドル建て債 (3.2%)を下回った。バークレイズも同月、英政府保証なしの固定 利付き債3年物を発行。表面利率は2.09%で、ブルームバーグの集 計データによると、3月に発行した英政府保証付きのドル建て3年物 (2.7%)を下回った。

-- Editors: Will McSheehy, Tony Jordan

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