欧州株:続落、上昇ペース懸念-ノキアは投資判断引き下げで売り

欧州株式相場は続落。前日に続き、 ダウ欧州600指数の株価収益率(PER)を6年ぶり高水準に押し上 げた株価の上昇は、企業の見通しに比べてペースが速過ぎたとの観測 が売りを誘った。

欧州最大の家電メーカー、ロイヤル・フィリップス・エレクトロ ニクスは下落。仏証券会社が同社の株を売り銘柄に指定したほか、ダ ウ・ユーロ50種株価指数の構成銘柄から除外されることが明らかにな ったのが嫌気された。

仏建設3位のエファージュは昨年10月以来の大幅安。同社の上 半期利益は前年同期比64%減となった。フィンランドの通信機器メー カー、ノキアも安い。クレディ・スイス・グループが同社の株式投資 判断を引き下げたのが背景。

ダウ欧州600指数は前日比1.8%安の231.66で終了。ユーロ 圏の製造業が縮小を示したほか、英国でも同様の指数が予想外に低下 したのが売りを誘った。

ブルームバーグのまとめたデータによると、ダウ欧州600指数の PERは48倍と、2003年6月以来の高水準付近となった。

フォルティス・プライベート・バンキングの株式ストラテジスト、 ギローム・デュシェスネ氏(ジュネーブ在勤)は、製造業統計からは 「思ったほど状況が堅調ではないことが示された。ぜい弱性がみられ る。問題はスムーズな回復を確信するのか、それともそれほど良くな い回復を見込むのかだ」と述べた。

ダウ欧州600指数は3月9日以降で47%上昇。仏化粧品ロレア ルから米金融ゴールドマン・サックス・グループに至るまで、数多く の企業が予想以上に好調な決算を発表したほか、フランスとドイツの 国内総生産(GDP)がプラス成長を記録したのが株価の上昇を支え た。

マークイット・エコノミクスが発表した8月のユーロ圏製造業景 気指数の改定値は48.2と、前月の46.3から上昇したが、活動の拡 大・縮小の分かれ目とされる50を下回った。英国購買部協会(CIP S)によれば、8月のサービス業界の購買担当者指数(PMI)は

49.7と、前月の50.2から低下した。

フィリップス

フィリップスは4.5%安と、3月以来の大幅下落。エファージュ は9.3%値下がりした。同社上半期の純利益は5000万ユーロと、前 年同期の1億4000万ユーロから大幅に落ち込んだ。

ノキアは2.9%下落。クレディ・スイスは「スマートフォン(多 機能携帯電話)のリスクが強まった」として、ノキアの株式投資判断 を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

原題:European Stocks Drop for Second Day; Philips,

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