8月米自動車販売:07年以来の増加-フォードやトヨタ伸びる

自動車メーカー各社が1日発表した 8月の米自動車販売統計によると、米フォード・モーターやトヨタ自 動車、ホンダが前年同月比で販売を伸ばし、業界全体の販売台数は月 間ベースで2007年以来初めて増加した。米政府の自動車買い替え奨励 策が新車需要を喚起した。

一方、ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラー・グループ、 日産自動車はそれぞれ減少した。ブルームバーグの集計によると、8 月の米業界全体の販売台数は前年同月比1%増の126万台だった。

買い替え奨励策により、業界全体の米自動車販売台数は2007年 10月以降続いていた減少に歯止めがかかった。米国は同年12月にリ セッション(景気後退)入りした。ブルームバーグの集計によると、 販売台数は年率換算・季節調整済みで1410万台だった。これは08年 5月以来で最大となる。

コンサルティング会社オートコノミーのエリック・マークル社長 は「奨励策は大成功を収めた。10-12月(第4四半期)から来年にか けて堅調になる景気にバトンを手渡すことになるだろう」と述べた。 ただ、8月の販売が奨励策の影響で需要を先取りしたため、9月は減 少するとの見通しを示した。

買い替え奨励策は7月27日から8月24日に実施された。燃費効 率の良い新車に買い替える購入者は下取りに出す中古車に対して最大 4500ドルの補助が受けられた。

回復は2010年か

フォードの販売台数は17%増。トヨタは6.4%、ホンダは9.9% それぞれ増加した。一方、GMは20%、クライスラーは15%、日産は

2.9%いずれも減少した。

調整済みベースではフォードとクライスラー、GMはアナリスト 予想を下回った。一方、日産とホンダ、トヨタはいずれも予想を上回 った。8月の営業日は26日で、前年同月より1日少なかった。ブルー ムバーグが算出した増減率は調整前のもので、調整済みの水準を約4 ポイント下回るもようだ。

自動車業界のコンサルティング会社、カセサ・シャピロ・グルー プのマネジングパートナー、ジョン・カセサ氏はブルームバーグラジ オに対し、年内の販売は反動から「増加分を帳消しにする」と述べ、 回復は2010年になるとの見通しを示した。さらに、「消費は恐慌並み の低水準にあり、大幅な回復が待っているはずだ」と語った。

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