グロス氏:米リセッション脱却、導くのは住宅ではない

米パシフィック・インベストメ ント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運 用するビル・グロス氏は、9月投資見通しリポートで、米経済をリ セッション(景気後退)脱却へと導くのは住宅市場ではないと述べ た。

グロス氏は同リポートで通常の経済成長パターンに著しい変化 がみられていると指摘し、その理由として「レバレッジ解除と非グ ローバル化、規制の再強化に向けた動き」を挙げた。

同氏は、「住宅ローン利払いに対する補助金や税控除に加え、監 督当局によるファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)やフレディマック (連邦住宅貸付抵当公社)に対する『見ざる、言わざる』といった対 応が長期にわたる住宅ブームと、それに続く今の深刻な住宅バブルを 招いた」と述べた。

さらに「S&P/ケース・シラー住宅価格統計がどれほど好調な 結果を出そうとも、住宅市場が米国を深刻なリセッションから脱却へ 導くことはできない」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE