米SEC委員長:就職時のボーナスが証券会社の不正取引増加の一因に

米証券取引委員会(SEC)のシ ャピロ委員長は証券会社のトップにあてた書簡で、急速に増えつつあ る就職時のボーナスが不適切な販売や取引に従業員が手を染める一因 となっている可能性があると警告した。

シャピロ委員長は、前払いの巨額ボーナスや手数料の拡大がブロ ーカーの「厚遇に応えるため証券販売で十分に高い実績を挙げなくて はならない」との考えにつながっている可能性があると指摘。「こうし た圧力が投資家に対する義務に反しかねない行為にかかわる動機を作 り出しているかもしれない」と分析した。

同委員長はさらに、ブローカーは手数料を目当てに必要のない売 買を行なう過当売買に走ってしまう可能性があると説明。ブローカー が顧客の目的に適さない商品を勧めたり、顧客の利益にならない取引 で手数料を稼ぐこともあり得るとの見解を示した。

シャピロ委員長は同書簡について、金融機関が「巨額の報奨金」 を提示しているとのマスコミ報道がきっかけとなって配布したと述べ たものの、特定の記事や企業には触れなかった。SECのジョン・ネ スター報道官は、書簡を送るきっかけとなった報道についてコメント を控えた。

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