スパークスG:初のグローバルマクロ運用開始-株式特化から方針転換

独立系運用会社のスパークス・グルー プは、為替、金利など世界のあらゆる資産を投資対象とするグローバル マクロ戦略の新ファンド(円建て)の運用を開始した。これまで株式運 用に特化してきた方針を転換し、収益改善へ向け運用報酬や管理手数料 の増加につながる運用残高の拡大を目指す。

スパークス・アセット・マネジメント(SAM)の谷口正樹社長(37) は31日のインタビューで、「投資の対象を広げていかないと顧客ニーズ に対応できない」と指摘した。新ファンドは自己資金9億円で8月12日 から運用を開始。主要10カ国(G10)などの資産に投資する。収益目標 は年10%。シュミレーションでは1月からの7カ月で約28%だった。

グローバルマクロ戦略のファンドはジョージ・ソロス氏率いるクオ ンタム・ファンドが有名。谷口社長によると、円建ての競合商品はほと んどないという。スパークスGの阿部修平社長は、80年代半ばに米国の 主要投資家に送ったリポートが評価され、ソロス氏から株式を中心に1 億ドルの運用を任された。今回は投資対象を広げて挑戦する。

スパークスGは前期決算で上場来初の赤字を計上。人員削減などを 含むリストラにより2009年4-6月期で赤字幅は縮まったが、収益改善 には運用残高の拡大が課題となっている。ユーレカヘッジによると、マ クロ戦略指数は2008年の1年で3.3%上昇。この間ヘッジファンド全体 の指数は11%下落していた。

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