【個別銘柄】資源や中国関連、豚インフル、オンキヨ、くら、鉄道関連

1日の日本株相場での材料銘柄の終 値は以下の通り。

資源関連株:三菱商事(8058)が前日比0.5%安の1876円、住友金属 鉱山 (5713)が同1.2%安の1418円。中国の景気回復が腰折れするとの 懸念から投資家のリスク許容度が低下、8月31日のニューヨーク原油 相場は前週末比3.8%安の1バレル=69.96ドルと、過去2週間で最大 の下げを演じた。海外商品相場の変調を受け、日本の資源株の一角にも 売りが出た。

中国との取引が多い企業:コマツ(6301)は0.9%高の1693円、商船 三井(9104)が同2.0%安の583円とまちまち。モルガン・スタンレー の元アジア担当エコノミストの謝国忠氏は「中国の景気回復は持続不可 能」とし、8月の騰落率がマイナス22%と世界で最悪だった上海総合 指数がさらに25%下げる可能性があるとみている。ただ、日本時間午 前10時に公表された中国の8月製造業購買担当者指数(PMI)は前 月比で改善したため、関連株の一部はプラス転換した。

電気化学工業(4061):3.6%高の408円。北海道は31日、豚イン フルエンザ(新型インフルエンザ)に感染した40代の女性保健師が死 亡したと発表した。感染者の死亡は国内で8例目。感染拡大でワクチン 開発子会社を持つ同社など関連銘柄への注目度が高まったほか、コスモ 証券が同社株の投資判断を「中立」から「中立プラス」に上げたことも 株価上昇を後押しした。抗ウイルス機能付マスクを手掛けるシキボウ (3109)が4.4%高の260円、ダイワボウホールディングス(3107)が

7.3%高の458円と大幅高。

オンキヨー(6729):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に相当 する30円(41%)高の103円で比例配分。なお210万株の買い注文を 残した。午後1時に世界最大の米家電量販店ベスト・バイと取引を開始 すると発表し、販売網の拡充や業績拡大への期待から買いが膨らんだ。

くらコーポレーション(2695):13%高の26万3600円。一時27 万800円と、08年6月13日以来の高値に回復した。5月以降、人気テ レビ番組で同社を取り上げるケースが相次ぎ、既存店売上高が想定を上 回っている。食材原価や廃棄率は想定より低く推移しているため、今期 (09年10月期)の単独当期利益は前期比3.8倍の22億円に増える見 通しとなった。前回予想16億円からは34%の上振れ。

鉄道関連:日本車両製造(7102)は3.3%高の635円、近畿車両製 造(7122)が4.6%高の881円。ベトナム政府は日本の新幹線方式を採 用する見通しの南北高速鉄道に民間資金を導入する方針を固めた、と日 経速報ニュースが昼休み時間帯に報道し、午後一段高となった。

菊池プレス工業(5970):ストップ高に相当する前日比200円 (17%)高の1390円で比例配分され、なお2万3800株の買い注文を残 した。自動車業界の在庫調整が進展、減税などを背景にハイブリッドカ ーや環境対応車の販売が堅調として、今期(2010年3月期)の連結純 損益予想を従来の12億円の赤字から12億円の黒字に上方修正した。

日信工業(7230):11%高の1345円。ゴールドマン・サックス証 券は31日付で同社株の投資判断を「買い」として調査を開始した。目 標株価は1700円。同じく「買い」としたエフ・シー・シー(7296)も 同4.0%高の1499円と高い。

クラリオン(6796):4.2%高の99円。一時103円と7月27日以 来、およそ1カ月ぶりの高値水準に回復した。米フォード・モーター向 けなどの受注増に対応するため、非正規従業員を増やしていたことが分 かり、業績回復期待が高まった。

日東エフシー(4033):8.3%高の598円。原料価格が予想を超えて下 落し、想定以上に収益性が改善、今期(09年9月期)の連結純利益予 想を従来の13億円から18億円に36%引き上げた。

ザッパラス(3770):4.0%高の18万3700円。一時18万7600円 と、8月5日以来の高値となった。占いサイトのほか、装飾メールのデ コメサイトの課金会員数が順調に伸び、第1四半期(5-7月)は増収 増益となった。業績に対する安心感から買いが先行した。

吉野家ホールディングス(9861):2.2%安の11万1500円。1日付の 日本経済新聞朝刊によると、09年3-8月期の連結営業損益はゼロ前 後(前年同期は20億円の黒字)と、従来予想の14億円の黒字を下回っ た公算が大きい。国内景気の悪化に加え、豚インフルエンザの感染拡大 で、グループで運営するすし店やステーキ店などの客数が低迷した。

日本板硝子(5202):3.4%高の337円。1日付の日経新聞朝刊に よると、同社の太陽電池用ガラスの売上高は、09年4-9月期に前年 同期比15%増の150億円前後となる見通し。北米での太陽電池需要拡 大を背景に、主力の薄膜用ガラス基板の販売が伸びる。

トリケミカル研究所(4369):12%安の421円。半導体業界向けの 製品が低迷、上半期(2-7月期)の連結純損益は1億7100万円の赤 字となった。前年同期は1億9700万円の黒字だった。

内田洋行(8057):11%高の347円。オフィス関連や情報関連事業は 苦戦するが、学校市場向けICT(情報コミュニケーション技術)分野 の拡大などで売上高が伸びると予想、今期(10年7月期)連結純利益 は8億円と見込んだ。09年7月期は3億8600万円の最終赤字だった。

TCM(6374):35%高の189円。親会社の日立建機(6305)が同社 を完全子会社化すると31日に発表した。完全子会社化は株式交換によ り行う計画で、12月22日に実施する。交換比率は、TCM1株に対し て日立建機0.1株を割り当てる。TCM株の東京証券取引所と大阪証券 取引所への上場は12月17日付で廃止となる予定。

NECエレクトロニクス(6723):ストップ高に相当する100円 (11%)高の1015円。世界的な半導体生産の回復が評価された。UB S証券は31日付で同社株の投資判断を「中立」で維持、目標株価を 1000円とした。

トヨタ紡織(3116):9.1%高の1793円。KBC証券は31日付で同 社株の投資判断を「ホールド」から「買い」に1段階引き上げた。

ベネッセコーポレーション(9783):5.3%安の4330円で、大証1 部の下落率1位。クレディ・スイス証券は31日付で同社株の投資判断を 「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。新しい目標株価は 4020円。

エー・ディー・ワークス(3250):3000円(11%)高の3万1500 円ストップ高比例配分。なお818株の買い注文を残した。9月30日の 株主名簿に記載された株主を対象に1株につき2株の株式分割を行う。 投資家層の拡大や株式の流動性向上などが目的。

シルバーオックス(8024):1日早朝に破産手続き開始を大阪地裁に 申し立て、開始の決定を受けた。負債総額は57億円。これを受け、東 京証券取引所と大阪証券取引所は同日、シルバOX株を9月16日付で 上場廃止にすると発表し、同社株の売買を終日停止とした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE