【個別銘柄】鉱業、銀行、エルピ、7&i、吉本、ワタベウ、第一精

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2日の日本株相場での材料銘柄 の終値は以下の通り。

鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が前日比4.3%安の73万円、 石油資源開発(1662)が同3.7%安の4710円など。TOPIX鉱 業指数は同4%安と東証1部の33業種中、下落率で1位。1日のニ ューヨーク商業取引所(NYMEX)で原油先物相場(期近10月 限)が一時1バレル=68ドルと、8月18日以来の安値を記録。こ のため、在庫評価益の低減などが懸念された。

銀行株:東証銀行株指数は2.7%安の166.16と約1カ月ぶり の安値。採用84銘柄中、東和銀行を除きすべての銘柄が下げた。1 日の米国株市場では、S&P500種株価指数の金融株指数が約2カ月 ぶりの大幅安を記録。RBCキャピタル・マーケッツのアナリストが、 西海岸の米銀は信用状況の悪化と貸し倒れの増加になお苦しんでいる と指摘したことが嫌気された。東京市場にも米国の動きが波及。

エルピーダメモリ(6665):16%安の1285円。一時は300円 (20%)安の1237円とストップ安(値幅制限いっぱいの下げ)を付 けた。8月7日以来の安値水準。前日に最大で発行済み株式数の 39%に当たる5500万株を新規に発行すると発表、株式価値の希薄化 懸念が高まった。

ワタベウェディング(4696):0.9%高の1442円と続伸。中 国婚礼大手と提携すると日経テレコンで報じられ、午後に上昇転換し た。中国人による日本での挙式関連需要の拡大期待が高まった格好。

ニプロ(8086):4%高の2080円と年初来高値を更新。三菱 UFJ証券が投資判断を「市場平均並み」から「アウトパフォーム」 に引き上げた。目標株価は2500円。

第一精工(6640):6%高の4770円と年初来高値。ノートパ ソコン(PC)の販売拡大を受け、同社が供給する高付加価値のコネ クタも伸びている。製品需要のピークをにらんだ買いが継続した。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):2.7%安の2170 円。消費者心理の低迷や天候不順に伴う夏物商品の販売不振で、10 年2月期の連結純利益予想を1090億円に下方修正すると前日に発表。 従来予想は1230億円。JPモルガン証券では、投資判断を「オーバ ーウエート」から「中立」に引き下げた。

吉本興業(9665):16%高の1250円と急騰。主力の大証1部 のほか、東証1部でも上昇率1位。2日付の読売新聞朝刊は、同社が 計画しているMBO(経営陣による企業買収)の全容が明らかになっ たと報道。主力銀行の三井住友銀行や民放キー各局など20社が総額 500億円を拠出、株式公開買い付け(TOB)により市場から全株式 を買い取り、非上場企業になるとしている。

メガネトップ(7541):4.6%高の1670円。一時6.4%高の 1699円と株式分割等考慮後の史上最高値を更新した。8月の既存店 売上高が前年同月比4.4%増となるなど、会社側の業績予想を上回っ て推移。低価格を全面に打ち出した「眼鏡市場」業態に対する消費者 の支持も高く、今後も安定的に成長できるとみられた。

京都きもの友禅(7615):4%高の980円と続伸。1日に公表 した8月の月次受注高によると、商品とレンタルの合計で前年同月比 19%増の15億8800万円と、8月単月の受注金額としては過去最高 を記録。8月中旬から11月ごろまでの繁忙期入り、テレビCMなど のプロモーション効果で振袖が堅調、新規催事の開催で一般呉服・宝 飾が伸びた。同業のさが美(8201)も3%高の171円と連動。

安川電機(6506):1.8%安の674円。月次受注は足元でやや 回復傾向にあるものの、株価には織り込み済みとみられている。ゴー ルドマン・サックス証券は1日付で、投資判断「売り」を確認。

積水ハウス(1928):4.9%安の848円。同社は前日、10年1月 期の連結純利益予想を60億円と、従来予想の190億円から大幅に減 額修正した。住宅市場の低迷が予想よりも長引いていることが要因。

アイ・エム・アイ(7503):7.5%高の2790円と5連騰。新 型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の流行拡大で、重症患者の治 療などに使う人工呼吸器が不足するとの懸念が強まっており、同器の 販売やレンタルを手掛ける同社に市場参加者の目が向かっている。

丸善(8236):5.4%安の105円。同社は1日、2-7月期の連 結営業損益が従来計画の1億5000万円の黒字から一転、4000万円 の赤字になったもようと発表。景気悪化に伴う消費者の節約志向の高 まりで、店舗事業の売上高が計画を下回った。為替差損の発生も響く。

あさひ(3333):0.3%安の3370円。一時4.1%安の3240円 まで売られた。自動車販売の増加から業績は順調ながら、業績と比べ た株価の割安感が薄れたとし、三菱UFJ証券では投資判断を「2 (アウトパフォーム)」から「3(市場平均並み)」へ下げた。足元 の月次販売に減速傾向が出てきたこともあり、売りが出やすかった。

ポイント(2685):1.4%安の5560円。北日本を中心に気温 が低い日が続き、夏物衣料の販売が不振だった。1日に発表した8月 の既存店売上高が前年同月比11%減と2カ月連続で前年実績を割り 込み、業績不安から売りが先行。

伊藤園(2593):2.1%高の1683円。メリルリンチ日本証券 は、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、目標株価を 900円から2350円にそれぞれ引き上げた。

アインファーマシーズ(9627):0.4%高の2825円と6日続伸。 一時は2.7%高の2890円と年初来高値に並んだ。消費不況下でも処 方せん薬の売上高は好調に推移、既存店売上高は会社側の想定を上回 っている。1日公表の第1四半期(5-7月)決算で収益性の向上が 確認できたため、通期業績の上振れが期待された。

新川(6274):1.4%高の1643円。三菱UFJ証券は、投資 判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」に引 き上げた。目標株価は2100円。

富士重工業(7270):2.7%安の402円。2日付の朝日新聞朝 刊は、富士重が戦闘ヘリコプターを発注した防衛省に対し、500億円 弱の支払いを求める文書を提出する方針を固めたと報じた。米国企業 に払った生産ライセンス料を発注機数で割って国から回収しようとし たが、同省が計画数に達しないまま発注を中止し、未回収のライセン ス料などは本来国が負担すべきものと主張しているという。

日本風力開発(2766):1.3%高の38万5000円。2日付の日 本経済新聞によると、同社は出光興産(5019)、三井造船(7003)と共 同で太平洋沿岸に国内初の波力発電所を建設する。12年にも出力2 万キロワット程度の発電所を洋上で稼働させる。発電コストは太陽光 発電より割安になる見通しという。

トレンドマイクロ(4704):5.5%安の3430円。KBC証券 が投資判断を「買い」から「ホールド」に格下げた。

大陽日酸(4091):5.7%高の1036円。UBS証券が投資判 断を「中立」から「買い」に、目標株価を900円から1400円に引き 上げた。

トーセイ(8923):3.4%安の3万3900円。第三者割り当て により新株予約権を発行する。割当先はメリルリンチ日本証券で、手 取概算30億円は流動化事業、開発事業やファンド事業に充当予定。 将来的な売り圧力の増加を懸念する売りが優勢になった。

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