欧州債(31日):独10年債上昇、米GDP統計で-週間でも大幅高

欧州債市場では、ドイツ10年 債相場が上昇。週間ベースでは3月以来の大幅な上げとなった。こ の日発表された米国内総生産(GDP)統計で、2008年の米景気悪 化が従来発表よりも深刻なことが示されたことがきっかけ。

HSBCホールディングスによれば、マークイットiBoxx ユーロ・ソブリン指数の期間が0.08年延長されたことを受け、期限 10年以上の債券需要が高まった可能性がある。これが上昇要因とな った。また、独5年債相場も約1週間ぶり大幅高となった。米財務 省が30日に実施した過去最大規模の280億ドル相当の7年物債の入 札で、落札利回りが事前予想を下回ったことを受け、安全投資とし ての国債需要が引き続き強いとの観測が広がったことが背景にある。

カリヨン(ロンドン)の債券ストラテジスト、ピーター・チャ トウェル氏は「米景気のデータが一部で期待されたほど楽観的でな かったことから、ドイツ国債を買う根拠となった」と述べた。「月末 の指数延長もユーロ圏市場では支援要因となった」とも語った。

ロンドン時間午後4時44分現在、10年債利回りは前日比13ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.30%となった。 前週末比では18bp下げた。月間ベースでは2カ月連続で下げた。 同国債(表面利率3.5%、2019年7月償還)は前日比1.09ポイン ト下げ101.65。

5年債利回りは2.40%と、前週末の2.55%から低下。2年債 利回りは前週末比8bp低下し1.26%となった。

米商務省は31日、GDPの年間改定を実施。2008年通年は第 4四半期の比較ベースでマイナス1.9%となり、従来の0.8%減から 大幅に下方修正された。

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