IMF:米経済「徐々に」回復へ、追加景気対策の必要も

国際通貨基金(IMF)は31 日、米経済の回復は「ゆっくりしたペース」になる可能性が高いとし、 回復腰折れとなりそうであれば米政府は金融と財政出動の両面による さらなる刺激策を準備すべきだとの見解を示した。

IMF理事会はこの日発表した声明で、「米経済の下振れリスク が現実のものになれば、信用状況を一段と緩和し、金融緩和を維持す る姿勢をさらに鮮明にすることも考えられる」とした。「当面は現在 の財政政策を実施し、その効果を見極めることに注力すべきだが、追 加の財政出動も実施し得る」と述べた。

IMF理事会は、米当局が講じた「強力かつ包括的な政策」が景 気縮小ペースの緩和に役立ったと評価。一方で、回復は「緩やかなペ ース」にとどまると予想し、リスクは「下振れの方向に傾いている」 と指摘。潜在成長率は「かなり長期間にわたりトレンド水準を大幅に 下回る状態が続く可能性がある」との見方を示した。

米商務省が発表した第2四半期(4-6月)の実質国内総生産 (GDP)は前期比年率1%減少した。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミストの予想中央値は1.5%減だった。第1四半期 (1-3月)は6.4%減と、過去27年で最大のマイナスだった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE