日銀:金融資本市場はいまだ正常に復していない-金融市場リポート

日本銀行は31日、半期に1度の金 融市場リポートを公表し、国内の金融資本市場について「ひところに 比べれば落ち着いた状態にある」としながらも、「市場が正常な状態に 復したとは言い難い」と指摘した。

同リポートは「先行きの世界経済の成長率見通しをみると、景気 の底入れ観測が広がる中で、2010 年には回復することが見込まれてい る」と指摘。「もっとも、経済にバランスシートの調整圧力がかかって いるときには、経済成長率が当初の見通しに比べ下方修正される傾向 がある」としている。

また、財政と長期金利の関係について「日本の国債金利は、米英 などに比べると、財政収支の変化からあまり明確な影響を受けていな いようにみえる」と指摘。これは「日本が経常収支の黒字を維持する 下で、国内投資家のホームバイアス(国内資産偏向)も手伝って、海 外資本に多くを頼らずとも財政赤字のファイナンスが可能であること などが影響していると考えられる」としている。

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