有望銘柄は証券会社のアナリストに聞け、運用会社より高リターン

ウォール街の証券会社推奨の株式 の方が資産運用会社に所属するアナリストが選んだ銘柄よりも高いリ ターンを上げたことが、1997年から2004年の株式調査の分析で明ら かになった。

31日公表されたハーバード大学経営大学院とノースカロライナ 大学の教授らによる分析結果によれば、「セルサイド・アナリスト」と 呼ばれる証券会社所属のアナリストの選定銘柄のリターンは、投資信 託向けに選別された銘柄の3倍強だった。

同調査はセルサイドのアナリストの選別銘柄が好調になるのは、 リポート発表で競争が促進されるためである可能性があると分析した。 コロンビア大学のパーサ・モハンラム教授(金融)は、セルサイドの アナリストが「推奨を誤れば、評判にかかわる問題となる。一方、バ イサイドの調査にはこの種の競争はない。顧客のタイプが異なる」と 指摘した。

同調査によると、資産運用会社のアナリスト46人による「買い」 または「強力な買い」推奨銘柄のリターンは年率換算で2.3%だった のに対し、セルサイドのアナリストのリターンは平均8.1%だった。 自社アナリストの銘柄推奨だけに依存する340のファンドのリター ンはマイナス1.9%だった。

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