大和G:第1四半期純利益3倍、野村抜く-4四半期ぶり黒字

国内証券第2位の大和証券グループ本 社の第1四半期(2009年4-6月)連結純利益は前年同期から3倍に拡 大し、野村ホールディングスを抜いた。金融市場の安定化で企業の資金 調達に関連した業務などが好調で、4四半期ぶりに黒字転換した。

大和証Gが発表した第1四半期の純利益は179億円とブルームバー グ・ニュースが集計した6人のアナリスト予想の中央値61億円を上回っ た。野村の利益額は114億円だった。部門別では法人向け専門の大和S MBCが101億円(前年同期は113億円の赤字)、個人営業部門の大和証 券が前年同期比20%減の64億円となった。

営業収益は前年同期比20%減の1321億円。株式などの委託手数料 が

11%減の153億円、投資信託などの募集・売り出し手数料が4.8%減の 73億円だった。引き受け・売り出し手数料が5.3倍の245億円、トレー ディング益が63%増の347億円と好調だった。

大和Gは09年1-3月期まで3四半期連続で赤字となり、09年3 月通期は850億円の最終損失に転落。三井住友フィナンシャルグループ との合弁会社である大和SMBCは金融混乱の直撃を受け5四半期連続 で赤字を計上、グループ業績を圧迫していた。

岩本信之取締役兼専務執行役(CFO)は会見で「不安定さが残る 環境下でも一定の利益を計上できたが、依然として不透明な部分もあり 楽観できない」と述べた。日興コーディアル証券を買収する三井住友F Gとの連携などについては、協議中であるとしたものの、「決まったこ とがあれば速やかに公表する」と述べるにとどめた。

ブルームバーグ・データによれば、大和は第1四半期で三井住友F Gの公募増資など国内株式関連の引き受けで総額2382億円を獲得。円債 券引き受けは36件・総額8729億円、日本企業に関連したM&A(合併・ 買収)のアドバイザー実績は16件だった。

東京証券取引所によると、09年4-6月の1日当たり株式売買代金 (第1部、2部、マザーズ合計)は1兆7206億円と32%減少したもの の、日経平均株価は23%上昇した。

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