クラレ株が午後急落、定期修理長引き四半期大幅減益-進ちょく率低い

液晶材料などを手がけるクラレの 株価が午後急落。前日比8.7%安の1015円まで下げ、午後の高値から の下落率は11%に達した。生産設備の定期修理が例年より長かったこ となどが響き、第1四半期(4-6月)の連結営業利益は急減した。上 期計画に対する進ちょく率が低く、業績懸念の売りが優勢だ。

会社側が午後1時に発表した第1四半期決算によると、連結営業利 益は前年同期比85%減の17億3000万円となった。全般に需要が低調 で売上高が27%減となったほか、例年は6-7月にかけて1カ月程度 行う定期修理が、今年は在庫調整をかねて2カ月程度と長かったことか ら、生産量当たりのコストが増加したことも響いた。

同社IR・広報部の島本智之氏は「定期修理の関係で30億円程度 利益が押し下げられている。業績がボトムだった海外子会社の1-3月 期業績が今回反映されたことによる期ずれも15億円程度影響した」と 語る。

第2四半期(4-9月)の営業利益計画80億円に対する進ちょく 率は22%にとどまった。しかし島本氏は「足元では液晶向けが前年同 期並み水準まで回復しており、業績は前期第4四半期が底だった」と指 摘。第1四半期業績は計画線上とした上で、「第2四半期は特殊要因が なくなるため、期初計画通りの利益を見込んでいる」と話していた。

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