世界の株式ファンドに95億ドルが流入、08年6月以来最高-EPFR

調査会社EPFRグローバルに よると、世界の株式ファンドへの資金フローは29日終了週に95億 2000万ドル(約9080億円)の純流入となった。予想を上回る企業収 益と経済指標が投資を後押しした。

EPFRの30日の発表資料によると、同社が集計している世界 の株式ファンドへの資金流入額は2008年6月以来で最高だった。携 帯電話端末メーカー大手の米モトローラは、09年4-6月(第2四半 期)決算がアナリスト予想よりも小幅な赤字にとどまったことを受け、 30日の米株式市場で株価は9.4%高と、08年11月以来の上昇率とな った。同四半期の利益がアナリスト予想平均を約10%上回った電子決 済ネットワーク世界2位のマスターカードの株価も上昇した。

株式相場は今月、世界経済がリセッション(景気後退)の最悪期 を脱したとの見方から、反発している。MSCI世界指数の上昇率は 30日までに8%高、年初来では13%上昇している。

EPFRは資料の中で、「投資家は、7月終盤に発表された予想 を上回る一連の企業決算とマクロ経済指標を受け、広範な資産クラス に新規資金を流入させた」と指摘。

欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した7月のユーロ圏 景況感指数(速報値)は76.0に上昇し、昨年11月以来の高水準とな った。同指数はブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調 査の予想中央値(75.0)を上回る伸びを示し、景気が底打ちしつつあ るとの見方を裏付ける形となった。

米商務省が29日に発表した6月の米製造業耐久財受注統計で、 変動の大きい輸送用機器(自動車と航空機)を除く受注は前月比

1.1%増と、過去4カ月で最大の伸びを示した。市場予想では横ばい が見込まれていた。

EPFRによると、日本を除くアジアの新興市場を投資対象とす る株式ファンドへの流入額は、29日までの1週間で15億6000万ド ル。世界の新興市場の株式ファンドへの流入額は9億500万ドルで、 年初からの純流入額は160億ドルとなった。欧州、中東、アフリカを 運用対象とする投信は2億2900万ドルの純増、中南米株投信は2億 800万ドルの純増だった。

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