第一三共:4-6月期純損益64億円赤字転落-為替差損響く

国内医薬品3位の第一三共の第1 四半期(4-6月期)連結純損益は64億円の赤字に転落した。前年同 期は251億円の黒字だった。インドの連結子会社ランバクシー・ラボ ラトリーズのデリバティブ評価損や為替差損が響いた。ただ4-9月期 の純利益、経常利益の予想は上方修正した。

第一三共は31日、東京証券取引所で決算短信を開示。4-9月期 の純利益予想は110億円(従来80億円)、経常利益予想は370億円 (従来170億円)を見込む。外国為替市場の混乱が一段落したのに伴 いランバクシーの為替差損益が好転することなどが主因。通期(2010 年3月期)の業績予想は据え置いた。

第1四半期の連結売上高は前年同期比12%増の2271億円、経常利 益は同83%減の72億円だった。据え置きとなった通期の純利益予想は 400億円、売上高は9600億円、経常利益は690億円。

東証で会見した松田等専務は「おおむね期初に予想した通りに推移 している」と述べ、海外主要子会社が好調に推移していることを強調し た。その上で、通期の業績予想据え置きの理由について、「この後、為 替がどう変動するか分からない」と語り、下期が不透明な点を挙げた。

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