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新型インフルワクチン、米国の頑な姿勢で品薄状態起きる危険も-英誌

新型インフルエンザ(豚インフル エンザ)ワクチンについて、供給拡大につながる化学製剤を米国が使 用しない姿勢を取っていることで、諸外国で需要が最盛期となった際 に品薄状態が起きる公算がある。英医学雑誌ランセットが論説した。

抗原に対する免疫応答を高める製剤「アジュバント」は、米国で インフルエンザワクチンへの利用が一切認められておらず、またマウ スを使った一部の実験で免疫障害を引き起こす可能性が指摘され議論 を呼んでいる。世界保健機関(WHO)は7日に、アジュバントの使 用による世界のワクチン量の拡大を提言しており、ランセット誌はこ れまで同様の製剤に頼る米国の計画を批判した。

新型インフルエンザの流行に伴い、米厚生省は4月に公衆衛生の 緊急事態を宣言し、米食品医薬品局(FDA)に対しアジュバントを 含む未認可医薬品の使用を認める権限を与えた。

ランセットの論説の著者は「既に逼迫(ひっぱく)しているワク チンの在庫が底を突くのを回避するため、米国は投与量を節約する戦 略を支持すべきだ」と指摘、「すべての国が新型インフルエンザワクチ ンを必要としているが、現在の生産能力ではその需要を満たすことは できないからだ」と説明した。

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