ヤマトH株が急騰し1年ぶり高値、業績再増額を期待-人件費圧縮進む

宅配便大手のヤマトホールディン グスの株価が急騰。国内景気の後退で宅配便の取り扱い個数は減ってい るが、パート社員削減などで人件費を圧縮、収益性を高めている。第1 四半期決算の好調を受け、会社側は30日付で通期業績予想を増額修正 したが、営業マージンが前年同期を上回っている現況から、再増額修正 もあるとみられ、買いが膨らんだ。

株価は前日比11%高の1441円まで買い進まれ、2008年7月1日以 来、約1年1カ月ぶりの高値を付けた。

同社が30日の取引終了後に公表した第1四半期(4―6月)決算 によると、連結純利益は前年同期比3.6倍の40億円となった。宅配便 取扱個数は同1.4%減の2億8300万個と会社計画(1.0%減)を下回っ たが、パート社員を中心に7436人(全体の4.3%)の従業員を削減。 時間外賃金も減らし、人件費を40億円圧縮した。営業利益率は2.8% で、前年同期から1.1ポイント向上した。

クレディ・スイス証券の板崎王亮シニアアナリストは31日付の投 資家向けメモで、第1四半期の営業マージン(営業利益率とは異なる) が2.8%と、07年度同四半期の2.6%を上回ったことに触れ、07年度の 通期営業マージン5.6%を適用すれば、今期営業利益は会社予想を約 100億円上回ると試算、「再増額修正の可能性がかなり高い」とみる。

同証券では投資判断「アウトパフォーム」と目標株価1500円を維 持した。

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